ボディーメイク 薄毛・AGA

「筋トレするとハゲる」のは都市伝説?薄毛と男性ホルモンの真実を探る

更新日:

筋トレハゲる?

あなたが「男らしさを」失わず、40代・50代を素晴らしい毎日にするためには、ホルモンバランスを整えて心と身体の健康を保つことや、基礎体力や基礎代謝、体型を維持することはとても大切です。

そこで、年令を重ねたあなたの「男らしさ」をつくりだす、「フィジカル」・「メンタル」・「性機能」を維持するうえで、とても重要なのが「男性ホルモン(アンドロゲン)」です。

この主に男性の睾丸で生成され、心身ともに「男らしさ」をつくりだす男性ホルモン、その約95%を占めるテストステロン」の分泌量を増やすためにもオススメなのが、「筋トレなのはご存知だと思います。

 

参考

男性ホルモン

・男性ホルモン(ステロイドホルモン)の総称が、「アンドロゲン

・男性ホルモン(アンドロゲン)のなかで、最も量が多いのが「テストステロン

 

筋トレによって得られるメリットには

・筋トレによって筋肉量が増加すると基礎代謝量が上がり、痩せやすく太りにくい体質になります。

・加齢によって減少した成長ホルモンも、筋トレによって増加します。

・血行が良くなる。

・ストレスに強くなる。

・スマートな体型を維持できる。

など、個人差はありますが、やらないほうが良い理由はないですよね。

 

このようにミドル男性か、筋トレによって得られるメリットは多いのですが・・・

 

そこに、「筋トレするとハゲる?!」という、疑問の声や心配する声が多く存在することは、AGA(男性型脱毛症)への心配が他人事ではなくなってきているあなたを、不安にさせるのではないでしょうか?

 

この「筋トレするとハゲる?!」という、疑問の声や心配する声が多く存在する原因は、

薄毛の原因が男性ホルモン」+「筋トレすると男性ホルモンの分泌が増える

=「筋トレすると男性ホルモンが増えるからハゲる

という、2つの知識の足し算からきているようです。

 

しかしこれ、ボディービルダーや、ハードな筋トレを続けている知識や経験豊富な人達にとっては、もはや都市伝説レベルの使い古された話題のようです。

ここでは、この「筋トレするとハゲる」?!という、あなたの不安に対する答えを探していきます。

 

AGA(男性型脱毛症)の原因と男性ホルモン

AGA男性ホルモン

男性の髪が薄くなるAGA(男性型脱毛症)は、遺伝や男性ホルモンの影響が主な原因だといわれています。

男性ホルモンといえば、主に睾丸で生成され心身ともに「男らしさ」をつくりだす「テストステロン」と思われるでしょうが、「テストステロン」自体が、薄毛を進行させる原因ではありません。

 

薄毛を進行させる原因となっているのは、「5α-還元酵素(5αリダクターゼ)」という酵素と結びついた「テストステロン」が、変化してつくりだされる「DHT(ジヒドロテストステロン)」と言われています。

DHT(ジヒドロテストステロン)」自体は「テストステロン」が変化した男性ホルモンで、量が増えることで薄毛を進行させる原因となります。

 

参考

睾丸で生成された「テストステロン」が、男性ホルモンとして作用するために

① 血液中で、「5α-還元酵素」と結びついて「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変化

② 「DHT(ジヒドロテストステロン)」はその後、男性ホルモン受容体アンドロゲンレセプター」と結びつく。

③ 「アンドロゲンレセプター」と結びつくことで細胞の核内に入り、遺伝子に働きかけてたんぱく質を合成させる

 

「5α-還元酵素」と「テストステロン」からつくりだされた「DHT(ジヒドロテストステロン)」は、毛乳頭の男性ホルモン受容体「アンドロゲンレセプター」と結びつきます。

 

そこでつくられる髪の毛の成長を妨げる成長抑制因子の「TGF-β」によって、「毛乳頭」から出される髪の成長を促す指示を阻害します。

 

毛乳頭から髪の成長を促す指示が出されなくなると、毛母細胞」は細胞分裂(髪の成長)を止めてしまいます。

未熟なまま成長の止まった髪の毛は、抜けやすいため薄毛が進行してしまいます。

 

男性ホルモン「テストステロン」から、薄毛の原因と捉えられている「DHT(ジヒドロテストステロン)」に転換されるのを抑制ために「5α-還元酵素」を阻害するのが、フィナステリド処方のAGA治療です。

 

といっても、「5α-還元酵素」は、男性にとって悪いものと言うわけではありません。

 

5α-還元酵素(5αリダクターゼ)の役割

じつは、「5α-還元酵素」は、健全な男性の身体をつくるうえで、必要不可欠な還元酵素なのです。

男らしい筋肉や骨格をつくり性欲を高めるなど、男性であるために大切な働きを担う男性ホルモン(テストステロン)ですが、

「5α-還元酵素」は、テストステロンを何倍も強力なDHT(ジヒドロテストテロン)に変換して、男性ホルモンとしての効果を高める働きを間接的にサポートする大切な働きをしています。

 

「5α-還元酵素(5αリダクターゼ)」にはⅠ型Ⅱ型の2種類あり、

・脂性肌の人に多いⅠ型5α還元酵素は、全身の皮脂腺や側頭部と後頭部に存在。

・髭の濃く毛深い人に多いⅡ型5α還元酵素は、前立腺のほか、前頭部や頭頂部の毛乳頭付近など限られた部位に集中しています。

 

髪の毛の生え変わる周期「ヘアサイクル」

ヘアサイクル

人の髪の毛や体毛は、ヘアサイクル(毛周期)と呼ばれる「成長期」・「後退期」「休止期」の規則正しいサイクルを繰り返して、成長から一定期間を経て自然に抜け落ち、そこからまた新しい髪の毛が生えることで、生まれ変わっています。

 

このヘアサイクルの周期は、2年~8年位で平均して約4~6年ほど、毛母細胞が細胞分裂して髪が伸びる「成長期」が全体の80%~90%の期間を占めています。

 

成長期が長いほど、髪は太く長く伸び、「退行期」の2~3週間で毛母細胞の活動が弱まって成長が止り、その後の約3~4ヶ月の期間「休止期」に、毛根で新たらしく生まれた髪の毛に下から押し出されて、自然に抜け落ちます

 

この髪の寿命のほとんどの期間の「成長期」を、「DHT(ジヒドロテストステロン)」が、毛乳頭の男性ホルモン受容体「アンドロゲンレセプター」と結びついてつくられた、成長抑制因子の「TGF-β」によって阻害されると、

髪の毛は十分に成長しないまま短期間で「休止期」に入るため、細く短い髪の毛の割合が多くなます。

 

そして当然、「休止期」の間に脱毛していく髪の毛の量も増えるため、薄毛が進行することになってしまうのです。

 

筋トレによって増えるのはテストステロン

筋トレ テストステロン

筋トレによって一度破壊された筋肉の繊維は、回復期に修復される過程で太くなるため、筋肉は肥大します。

この一度壊れた筋繊維を回復期に、修復・肥大させるのが、男性ホルモン「テストステロンです。

メモ

「テストステロン」は、筋繊維を修復・肥大させてるだけでなく、

・成長ホルモンとバランスを取り、骨を太くして男らしくたくましい骨格を形成する

・生殖器を発達させ精子をつくり生殖能力を維持する

・興奮作用のある神経伝達物質「ドーパミン」を増やし性欲とセックスの持続力を促す

・バイタリティを高める

・脂肪を燃焼させる

などの作用があると言われています。

 

アメリカの大学による研究では、ウエイトを使った筋トレをおこなうことで、その後最大48時間「テストステロン」の分泌量が増加するという結果がでているそうです。

 

テストステロンが増加しても薄毛は進行しない

テストステロン増加

筋トレによって、分泌される「テストステロン」の量が増加しても、「DHT(ジヒドロテストステロン)」も同じく増加するわけではありません。

逆にテストステロンの量と「DHT(ジヒドロテストステロン)」の量は、比例しないことが分かっています。

 

男性ホルモン「テストステロン」の量が増加しても、結びつく相手「5α-還元酵素」の量が少なければ「DHT(ジヒドロテストステロン)」の量が増加することはありません。

 

また、「DHT(ジヒドロテストステロン)」の量が増加したとしても、毛乳頭の男性ホルモン受容体「アンドロゲンレセプター」の感受性が低ければ、成長抑制因子の「TGF-β」も抑えられるため、薄毛が進行することにはなりません。

 

この毛乳頭の男性ホルモン受容体「アンドロゲンレセプター」の感受性には個人差があり、その差は、遺伝によるものだといわれています。

 

5α-還元酵素」にはⅠ型とⅡ型の2種類が存在し、Ⅰ型は全身の皮脂腺や側頭部と後頭部に、Ⅱ型は前立腺のほかに前頭部や頭頂部の毛乳頭付近に存在しています。

この「テストステロン」と結びついて「DHT(ジヒドロテストステロン)」をつくりだすⅡ型5α-還元酵素」の量にも遺伝による個人差があるといわれています。

 

このため、AGA(男性型脱毛症)の薄毛を進行させる原因となっているのは、

・男性ホルモン受容体「アンドロゲンレセプター」の感受性

・前頭部や頭頂部の毛乳頭付近に存在する「5α-還元酵素Ⅱ型の量

この遺伝による個人差がある2つだといわれています。

 

筋トレによる「テストステロン」の増加が、薄毛を進行させる直接の原因ではないということが、わかったと思います。

 

そして、「テストステロン」の分泌量の増加は、むしろ「男性の加齢による脱毛」を防止すると考えられています。

 

加齢によるテストステロン分泌量の変化

男性ホルモン「テストステロン」の分泌量は、20歳代にピークを迎え、その後30歳ごろから加齢とともに減少していきます。

「テストステロン」の減少のしかたは、緩やかな人もいれば急激に減少して自律神経失調のような疲れやうつ、性欲の低下や性機能の衰え、意欲や集中力の低下、睡眠障害など、様々な男性更年期障害に襲われる人も多いようです。

また、「テストステロン」の減少は、筋肉量や筋力の低下だけでなく、メタボや糖尿病などの発症リスクが高まります。

しかし、「テストステロン」の減少による男性更年期障害は、そのまま放置していても回復は望めません。

そこで、40代・50代のあなたには、筋トレによる「テストステロン」の増加は、「男性の加齢による脱毛」を防止するだけでなく、心と身体の衰えを防ぐ意味でも大変オススメだと思います。

 

しかし、「テストステロン」が低下した中年男性は、筋トレをしても若い頃のような効果が得られなくなっています。

そこで、筋トレの効果をアップして「テストステロン」を増やす、オススメの方法をご紹介します。

 

男性ホルモンを増やすためにも食事は大切

牛赤肉

痩せていようが太っていようが、あなたの身体は食べたものからつくられています。

何を食べるのか、食事の内容にこだわることはあなたの身体をつくる上で非常に大切な要素です。

男性ホルモン「テストステロン」は、そのほとんどを脂質であるコレステロールを原料に、様々なタンパク質酵素の働きによって複雑な過程を経てつくりだされています。

 

コレステロールは、全部悪玉のように思うかもしれませんが、細胞膜をつくる材料やホルモンの原料、ビタミンDの原料になるなど、身体にとって必要不可欠なものです。

しかし、摂りすぎると身体に悪影響を与えるので、悪玉コレステロール(LDL)が増えすぎないように気をつける必要はあります。

サバやイワシなどの青魚やマグロからDHAとEPAの含まれるオメガ3脂肪酸や油脂類に含まれる中鎖脂肪酸、ナッツやゴマなどから良質な脂質をとるのがオススメです。

 

男性ホルモン「テストステロン」に必要なたんぱく質は、牛肉の赤身やレバーなら同時に亜鉛も摂れるのでオススメです。

また、タンパク質と一緒に摂ることで、「テストステロン」の合成を助け増加させるのが、含硫アミノ酸を含む玉ねぎやニンニクです。

良質のホエイプロテインでタンパク質を補うのもオススメです。

 

セックスミネラルとも呼ばれる亜鉛は、微量ながら摂取量を制限した実験で、テストステロンの血中濃度と精子の絶対数の減少がにられたとういう結果がでており、男性ホルモンの分泌に影響することがわかっています。

亜鉛は、体内でタンパク質の合成に関わる酵素の原料として使われるなど他のミネラル同様、大切な必須ミネラルなのですが、体内でつくりだすことがでいないので食事から摂る必要があります。

しかし、サプリメントから摂る場合は特に、1日40mg以下(亜鉛の一日の推奨量は10mg)にして摂りすぎないことも大切です。亜鉛の摂りすぎは、他のミネラル分の吸収を妨げる恐れがあるためです。

良質な脂質や亜鉛を補うにしても、極端に摂りすぎることのないよう他の栄養素やミネラルとのバランスは大切です。

亜鉛は肉や魚介類、卵やナッツ類、玄米など多くの食品に含まれています。
特に多いのが牡蠣やあわび、たらばがに、豚レバーや牛肉(もも赤身)、うなぎ(蒲焼)や高野豆腐、アーモンドやピーナッツなどです。

亜鉛の吸収をよくするのがビタミンCです。レモンや柚子などのかんきつ類と一緒に摂るのがオススメです。

 

男性ホルモンを増やすためは睡眠も大切

睡眠

質の高い睡眠は体の成長ホルモンの分泌を促し、身体のダメージ修復をしてくれます。

傷ついた細胞は寝ている間に修復され、疲労とストレスも癒やされ解消されています。

また、睡眠不足によるストレスは、体内で「活性酸素」を増加させます。

「活性酸素」は血管に影響を与えて脳の働きが低下するため、睡眠に必要な自律神経をコントロールできなくなり、睡眠不足や睡眠の質が低下につながります。

そして、睡眠時間の短い男性は、「テストステロン」の量が少ないという研究結果もでているそうです。

このため質の高い睡眠の確保は、成長ホルモンや男性ホルモン、心と体の健康ためも大切な事といえます。

質の高い睡眠を確保するためには

・規則正しい生活をこころがける。

・起床後は朝日を浴びて体内時計を整える。

・ストレスを溜め込まず適度に発散する。

・生活に運動の習慣をとり入れる。

・睡眠の90分前に入浴で体を温めリラックスする。

・睡眠の少し前から部屋を暗くしリラックスする。

など、とりいれてみるのが良いでしょう。

 

肌荒れと睡眠の質
ミドル男性の肌荒れや大人ニキビの原因、睡眠と生活習慣の見直しは不可欠!

40代、50代と年齢を重ねた男性に多い肌トラブルが「肌荒れ」や「大人ニキビ」 「乾燥して荒れた肌がカサカサ、白い粉をふいてかゆい」 「ひげを剃った後の肌が赤くなってヒリヒリするようになった」 「ニキビ ...

 

男性ホルモン増加のためにストレスはためないこと

ストレスの発散

強度の筋トレによって、筋肉と男性ホルモンは増えますが、ストレスをためない程度にすることも大切です。

筋トレによって、適度にストレスを発散して質の良い睡眠につなげるのが理想的な流れですね。

過剰なストレスを受けると、ストステロンの効果を阻害するストレスホルモン「コルチゾール」を多量に分泌します。

家族や気のおけない友人と一緒に過ごすなど、リラックスして楽しめる時間をつくってリフレッシュできるようにしょう。

 

都市伝説:「筋トレするとハゲる」まとめ

筋トレ

年令を重ねたあなたの「男らしさ」や心と身体の健康ために、とても重要なのが「男性ホルモン(アンドロゲン)」、その約95%を占めるテストステロン」の分泌量を増やすためにもオススメなのが、「筋トレ」です。

ところが、「筋トレすると男性ホルモンが増えるからハゲる?!」という、疑問の声や心配する声が多く存在することも確か。

しかし、AGA(男性型脱毛症)の薄毛を進行させる直接の原因となっているのは、男性ホルモンの「テストステロン」ではなく、

・男性ホルモン受容体「アンドロゲンレセプター」の感受性

・前頭部や頭頂部の毛乳頭付近に存在する「5α-還元酵素Ⅱ型の量

この2つで、遺伝による個人差があるものでした。

そして、むしろ「テストステロン」の増加は、「男性の加齢による脱毛」を防止すると考えられていということでした。

筋トレによって得られるメリットは

・基礎代謝量が上がり、痩せやすく太りにくい体質になる。

・加齢によって減少した成長ホルモンが増加する。

・血行が良くなる

・ストレスに強くなる。

・スマートな体型を維持できる。

など、盛りだくさん。

 

ぜひ、あなたの生活にとりいれて、40代・50代を素晴らしい毎日に変えるキッカケにしてください。

 

筋トレ皮脂・ニキビ
筋トレすると「顔が脂でテカる」・「ニキビができる」ってホント?男の身体は謎だらけ

最近は24Hのジムも登場して、心と体の健康維持、体型の維持など様々な理由で筋トレに励んでいる男性も増加しているようです。 40代以降のミドルにとっても、これから先の生活を豊かに送るために、早いうちから ...

 

-ボディーメイク, 薄毛・AGA

Copyright© Rev four , 2018 All Rights Reserved.